Ogaku pottery

桜岳陶芸とは・・・

桜岳陶芸(おうがくとうげい)は、鹿児島の観光には欠かせない、活火山桜島の麓にある「桜島焼」の窯元です。代表の橋野 翠史(はしの みどり)を中心に女性だけで運営しています。
とてもありがたいことに、

「ココには元気を分けてもらいに来るんです。」

そのように多くのお客様がおっしゃってくれます。女性パワーの賑やかな窯元として見られているのでしょうか?
以前訪れたお客様が、再度、桜島観光の折りに顔を見せてくださいます。スタッフ一同それが何よりの励みとなっております。

敷地には様々な花々や木々

いつどの時期に訪れても、その季節の花々や木々が出迎えてくれることでしょう。
ブーゲンビリア、桜、椿、銀杏、ビワなどなど、敷地内には様々な植物が植えられています。
これらの落ちた花びらや葉などを燃やした際の灰も活用しています。
釉薬に混ぜると、自然が生み出す優しい色彩を楽しむことができるのです。

自然から学び、自然を活かした物づくりをする

たまに代表の翠史が農作業ファッションに身を包み、畑を耕したり庭の手入れをしている姿を目撃すると思うのですが、温かい目で見守ってあげてください。
陶芸同様に土いじりが大好きなのです。
自然から学び、自然を活かした物づくりをする。この考えが桜岳陶芸の基本にあります。

桜岳陶芸の成立ち

桜島にある自然の恵みを受け、
ここでしかできない作品作りにこだわりたい

桜島が活発な噴火を繰り返していた1976年。代表の翠史は22歳の時に、窯元「桜岳陶芸」を立ち上げました。
当時は白薩摩焼の窯元として創業。現在でも「白薩摩焼」の制作は行われております。薩摩焼ファンの方からも高い評価をいただき誠にありがたいです。

「桜島焼」は、昭和60年前後の桜島の火山活動がとても活発であった時期に起こりました。
一日中降り積もる火山灰は、掃いても掃いても切がありません。
そんな火山灰をもてあましていたとき、ふと頭の中に

「空から降ってくる火山灰は、天からの贈り物なのかも。」

銀彩‗とっくり

そう思った瞬間、厄介物の火山灰が宝物のように思えてきました。
制作意欲(どちらかと言うと「遊び心」?)旺盛な翠史は、火山灰と敷地内から掘り上げた鉄分の多い真っ赤な温泉水を粘土と釉薬に混ぜ、1250度を超す高温で焼いてみることに。
すると!今までにない、キラキラと銀色の輝きを放ち、独特の渋みをもつ複雑な色彩の焼き物が!!

これが「桜島焼」の始まりです。

以後、桜岳陶芸は「桜島焼 窯元」として知られていくことになりました。
桜島の火山灰と温泉水を活用して作り出される「桜島焼」には、桜島の大いなるエネルギーが詰まっています。それと同時に、私たちの元気も詰め込んで創作にあたっています。

私たちは、焼き物を通じて多くの方々と知り合い、お友達になることができました。
桜島は大地のエネルギーを感じることができます。是非、桜島に遊びに来てください。

燃ゆる山の麓、あなたに、会いたい。

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